小学校の成績表 保護者コメントの書き方(日本人と外国人保護者むけ)

日本語教師の吉田美登利です。

 

この時期、頭を悩ませるのは

子どもの成績表の保護者コメント欄…

 

自分の文章ならそれほど迷いなく書けるタイプですが、

他人のことを書く、それが、わが子とはいえ責任重大な

感じがして、子ども関係の書類を書くことに

ずっと苦手意識を持っていました。

 

書くことが苦手な人(仕事柄、原稿用紙半分も書けない

大学生というのを何人も見てきました)や、

本の学校文化を知らない外国人保護者などは

どれだけ大変なのだろう、と思います。

 

小学生の保護者歴3年目にして、

私なりのシンプルな書き方のスタイルが

出来てきたので、書き方で悩んでいる人の

助けになればとメモしておきます。

 

■ポイント1 1文(で1段落)×4 の構成にする。

スペースは4文ぐらいでいっぱいになります。

あれこれ書こうとすると文字が増えがちなので4文で、

それぞれの文も短く終わらせます。

 

■ポイント2 

    段落構成は

     ①良いところ

     ②改善すべき課題に向けた努力

     ③休み中の過ごし方

     ④次の学期への抱負

にします。それぞれ1文です。

 

■ポイント3 ①と②は基本的には成績表のコメントに

      関連する内容を書きます。

 

①良いところ、ですが、

成績表でほめられたところ、成績が良かったところ、

がんばって取り組んだ活動などについて書きます。

 ・九九の練習は、家でもとてもがんばっていました

 ・一学期は、家庭でも一生懸命なわとびの練習をしていました

 ・おかげさまで理科の実験が楽しかったようで、

  その様子をたくさん話をしてくれていました。 

  ・夏休みも引き続き、熱心に朝顔の観察をしていました。

 ・友達との話し合いの活動を通して

  暮らしている町への理解が深まったようでした。

 

日本語の習慣として、親は自分の子どもを他人に説明するとき

「上手でした」「よく出来ていました」とはあまり言いません。

 

私はかわりに「楽しんでいました」「がんばりました」

「努力していました」「熱心に取り組んでいました」

「興味を持っていました」などを使っています。

 

それから、先生へ「ありがとうございました」と直接的な

お礼は述べず(スペースがないため)

「おかげさまで」を私はよく使っています。

 

②改善すべき課題に向けた努力、ですが、

 できるだけ前向きな内容を(!)書きます。

 

 ・(きょりの計算)が苦手なようだったので、復習しました。

 ・(図書館から借りて、歴史)に関する本を沢山読みました

 ・ (毎日ランニングをして)体力をつけました。

 ・(早寝早起きをするようにして、)健康に気をつけました。

 

私は、苦手なところを復習した、という一番上の

文章をよく使っています。

 

■ポイント3 ③休み中の過ごし方、は

  「生き生きと情景がかぶよう」に書きます。

 

個人的には、他の保護者と似たような文にならないように

気をつけて書いています。

子どもの生き生きとした様子を表現できれば、

人とかぶるようなことはないでしょう。

 

・「宇宙」の成り立ちに、興味を持ち、

  大人向けの本も含め何十冊も読みました。

・ 帰省して、祖父母やいとこたちと楽しく過ごしました。     

  東京との気候の違いや、生き物の違いを肌で感じられたようです。

・ 夏祭りで買い物をしたこと、キャンプでマス釣りをしたこと、

  弘法山に登ったことなど、初めての経験づくしの夏休みでした。

 

 ■ポイント4 次の学期への抱負

 抱負や、まとめの文章で終わります。

 

・2学期もさまざまな行事を通して

 成長してくれるのを楽しみにしています

・これからも、友達と仲良く楽しい学校生活を

 送ってほしいと思っています。

・次の学期は算数検定にも挑戦する予定です。

 

また、簡単に

「2学期もよろしくお願いします。」としても

いいでしょう。

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夏休みの絵日記と同様に、

休みの後半にならないと内容が決まらないのが

保護者コメントの大変なところ…

今年は2人分で、ちょっと大変な気もしますが、

頑張って早めに終わらせようと思います♪