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最初の授業は散歩だったという二つの思い出

 

日本語教師の吉田美登利です。

 

今年初めて庭に植えた6鉢のレンゲ草が咲き始めました。

満開を迎えるのが楽しみです。

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レンゲというと思い出があります。

 

私の小学校では、4月の初めての授業は、

校庭の向こうにある近くの田んぼや川べりを

散歩することがよくありました。

 

様々な学年の子供たちが、担任の先生に連れられて

レンゲや菜の花やセリが生えている、まだ水の入っていない

田んぼのあぜ道をあちこち集団で散歩していました。

1コマ、ただただ散歩。

 

新学期だから、やるべき学習項目もないから

散歩しているのかなあとなんとなく思っていました。

きっと、全国の小学生が同じことをしているのだろうと

当たり前のように考えていました。

 

その後、10数年たって、日本語教師を3年経験したあと

同じような体験をまた経験しました。

 

青年海外協力隊トレーニングセンターの中国語の初回の授業も

散歩だったのです。

 

二本松の国立公園内にある、大自然に囲まれ

桜が咲き乱れる訓練所の中を、中国人の先生と中国語を話しながら

(学習歴があったので雑談ぐらいはできました)

あちこち散歩。何を話したか一つだけ覚えているのは

「そのピアスステキね」でした。

これから中国に赴任する私に、お別れのプレゼントとして

(女性の)友人がくれた、という話を興味深そうに

聞いてくださっていました。

 

教室を抜け出して、外での会話。

会話の授業なら教室でもできるはずです。

授業が終わった後で、日本語教師仲間で、

「あの散歩は、クラスの雰囲気づくりや

学生の緊張を解くのにすごいいいね、私たちも

授業に取り入れたいね」という話になったのでした。

 

その時、はじめて、小学校の先生方も

明確な意図をもって、散歩に連れ出してくれていたことに気づいたのでした。