小学生 絵日記の教え方 ② 夏休みの絵日記の書き方

 

日本語教師の吉田美登利です。

 

夏休みに入って以来、2016年5月8日に書いた

「小学生 絵日記の教え方」

yoshidamidoriのブログ

へのアクセスが増加しています。

 

この夏は、小2の長女が2編の絵日記を

書きましたので、その際に気づいた

教え方のポイントを書き足しておこうと思います。

 

◆ポイント1  いつ書くか、先に決める

夏休みの宿題で一番大切なことは、

最初に「いつやるかの計画」を立てることです。

(私自身は、7月中に全部終わらせる派でした!)

 

日記についても「いつ書くか」について夏休みのはじめに

大まかな計画を立てておいた方がいいと思います。

 

日常のどんな些細なことでも日記に書けるのですが、

夏休みなので、何かのイベントを題材にすることが多いでしょうか。

(例:花火大会、旅行、帰省など)

 

◆ポイント2 書く前に、感情を自覚化・言語化させる

そのイベントが終わって、すぐ日記を書くことになりますが、

イベントの最中も、日記の題材にする予定であるということに

(少しだけでも)意識を向けさせます。

具体的には、「その時の気持ち、驚いたこと、うれしかったこと」

などの感情を自覚化、言語化させます。

 

例えば、我が娘は千葉の海で、初めて本格的な海水浴をしましたが、

プールとの違いにとても驚いていました。

「海はいや~」というので「どうして?」と聞きました。

 

「プールのほうが良かった、だってしょっぱいし、

波で砂がじゃりじゃりするし、それがポケットにまで入るし、

妹はクラゲに刺されちゃうし」

 

初めての経験、とはこんなに新鮮なものなのですね。

このような素朴な感想を日記のメインにすれば、

生き生きとした日記に仕上がると思います。

(日本語の文章はこのような素朴さが好まれる傾向が

ありますが、言語によっては違うようですね…)

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◆ポイント3 書く目的を自覚すれば、やる気UP

「何のためにやるか」が分かると、やる気は上がるものです。

逆に言うと「なんで絵日記を書かなきゃいけないの?」と

疑問に思っている子どもは、やる気などなくなってしまいますね。

 

 「何のためにこの絵日記を書くと思う?」と聞いて、

お子さんと一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

 

娘の学校では廊下に掲示されますので、

友達、先生と楽しかった夏休みの記憶を

シェアするため、と言えるでしょう。

また、自分自身が将来読み返して、

その時の出来事や自分の感情を確認できる

大事な記念の文章にもなるでしょう。

 

そのような書く目的を決めれば、その「読み手」に

向けて話しかけるような気持で書くことができます。

 

◆ポイント4 読み手を意識した文章

上にもつながるのですが、読み手が具体的に決まれば、

その人に良く伝わるような書き方をしようという意識が出てきます。

 

例えば、長女は2つ目の日記に

ボラカイ島へ行きました」と書きましたが、

これでは読み手の友人、先生はどこなのか(たぶん)分かりません。

「フィリピンのボラカイ島へ行きました」とすべきです。

「『ボラカイ島』って書いて、読んだ人は分かるかな?」などと

質問するといいでしょう。

 

上記は単純な例ですが、書いた日記は必ず読み返して確認させ

違う内容に読み取られる恐れはないか、注意する必要があります。

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◆ポイント5 出来事の羅列はせず、1つのことを深く書く

内容のポイントを絞って書くことは、とても大切です!

遠足の日記で「朝6時に起きました。それから学校に行って、バスに乗りました。

バスで公園へ行って、それから…」などと書く人がいますが、

このような日記って読み手から見たら面白くないですね。

 

内容を絞る手伝いをしてあげましょう。

 

「旅行にいって、いろいろな経験をしたけど、

どれが一番嬉しかったり、びっくりしたりした?

それはどうして?」

 

千葉のあとフィリピンへ行き、そのころには海が

大好きになっていた娘。魚を見るために、船から海に

潜ってゴーグルで観察した話をトピックにしました。

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◆ポイント6 3段落構成(はじめ、なか、おわり)は書きやすい

「はじめ」シンプルに状況説明(どこで誰が何をした)

「なか」 感情を中心に出来事を記述

    (何にびっくりした、嬉しかった、困った、楽しかった)

「おわり」出来事の総括、今後の期待など

     (例:大変だったけど、潜ってよかったです。次に行くときは

       もっと上手に泳げるようになっていたいです。)

 

絵日記は、生活科の観察日記などとは違います。

感情を中心に書くことで、生き生きした内容になると思います。 

 

◆ポイント7 狭く深い内容の日記に合わせた絵

ポイント5で、日記の内容を狭く深くすることを述べましたが、

絵もそれに合わせたものにすると、よりよいと思います。

「魚が餌を奪い合っていた」のが一番印象に残った娘。

そのように日記に書いたのであれば、絵についても魚を中心に

描くといいと思います。

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みなさんも、夏の楽しい思い出を、

楽しく気軽に日記に書き下してみてくださいね!