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小学校低学年 効率的な家庭学習のコツ(主に国語)

 

 

 

 

 

日本語教師の吉田美登利です。

 

 

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仕事柄、子どもの教育や語学教育について良く質問を受けます。

 例えば「幼児に英語を学ばせたいのだけど、睡眠学習はどうか?」とか。(笑)

(→悪影響しかないので、それは止めましょう!)

 

小1の息子さんがいる親戚に、家庭学習について質問を受けました。

教員から見たら当たり前のことが、普通のママさんには当たり前ではないこともあるのですね。誰かの参考になるかもしれないので、ここにメモをしておきたいと思います。

 

■ポイント①

「子どもが今学校で何を学んでいるかを必ずチェックする」

 

子どもに難しすぎる問題集を選んでいませんか。

レベルが合わないと、勉強が嫌いになってしまいます。

 

毎日ノートと教科書をチェックします。

例えば、今の算数の教科書は書き込み式なので、ノートのように

学校の進度が分かります。これを見れば、子供の出来ないところと

出来ているところがよく分かります。

 

ノートをチェックしたら、良いところを見つけて

褒めてあげます。間違いを発見したら、読み返しさせて

自分で直させます。「自己訂正」をすると知識が定着します。

 

■ポイント②

「予習をすれば、授業中のパフォーマンスが上がる」

 

世の中の多くの学習者が復習しかしません。

(私の教え子に聞くと、だいたいそうです)

でも、予習をすると、授業の時に余裕が出来るので

授業中に覚えてしまえるのです。

 

例えば、予習で「漢字の読み方」だけでも身についていれば、

授業中に「漢字の書き順」に労力、記憶力を使えます。

予習で算数の「基礎問題」が解けるようになっていたら、

授業中に「応用問題」に力を注げます。

 

ではなぜ多くの人が予習が出来ないのでしょうか。

それは、予習は復習より負担が大きいからです。

子どもに予習をさせる場合は、親の指導能力が必要になるわけです。

では、どうすれば先生でない親が予習をさせられるでしょうか。

 

■ポイント③

「教科書を楽しく読んで予習する」

 

どんな塾の参考書より、教科書は分かりやすく正確に

出来ています。隅から隅まで工夫がされているなと感じます。

 

1,2年生なら、絵本のように読んであげれば

年下の兄弟も含めて楽しめますよ。

国語や算数だけでなく、生活科や図工のテキストも結構面白いものです。

 

■ポイント④

「教科書を読む際は、考えることを大事にします」

 

・読みながら、先を予測させる質問をします。

「これからどうなるかな?」

 

・文だけでなく、イラストについて質問します。

「どうしてインコとキツツキはくちばしの形が違うかな?」

 

・話を広げます。

 「スイミーを食べるマグロってどんな魚かな。

  図鑑で確認してみようよ。」

 

・授業中に先生が出来ないような変な質問をして思考を鍛えます。 

 (これこそが個別学習の醍醐味です!)

 「スイミーって食べたらおいしそう。どんな味なんだろうね?」

 

■ポイント⑤

「国語の読解教材は、元の絵本を読んであげる」 

 

低学年の読解教材は普通、絵本が原著です。

説明文なども「写真や挿絵がメインで文章が少し」というのが普通です。

 

もともと、絵本のために書かれた文章なので、

絵と文が相乗効果で理解を促進します。

話の切れ目、重要な話の展開は必ず

絵や写真という視覚情報が示されています。

 

ところが、教科書に採用される時点で

イラストは少しカットされ配置が変えられます。

大きさももちろん小さくなります。

イラスト付きの原文を読んであげるだけで、

あれこれ教えることをしなくても、

子どもが深い理解を得やすいという利点があるのです。 

(日本語を母語としない子にもお勧めの方法ですよ!)

 

■ポイント⑥

「関連する本(同作者、同テーマ)を読んだり調べたりする」

これも、塾ではやってくれないことで、

しかもとても実力がつく方法です。

 

いま国語の教科書には上記のような「参考文献」が

結構たくさん紹介されています。

フィンランドの国語教科書が日本で流行った15、6年前、

このような「参考文献」の紹介があると聞き、うらやましく思い

ましたが、日本でも取り入れられてたんですね!)

 

小学校の授業でこれらが丁寧に扱われることは

少ないようなので、是非家庭で本を揃えてあげるといいと思います。

 

(教材が扱われる前に、早めに図書館に行って予約しても♪)

 

 

まだまだ書きたいことがあるような気がしますが、

今日はとりあえずこの辺で。