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日本人より日本語がうまい?!

日本語、日本語の授業

 

日本語教師の吉田美登利です。

 

今月末にハルピンの学会で

久しぶりに昔の同僚の中国人の先生方に会います。

 

そのうちの一人の先生はもう定年退職されて

学会には行かない(中国ではリタイア後は参加しないのが

一般的なのだそうです)そうなので、ご自宅にお招きいただきました。

 

「お土産は何がいいですか?」と聞くと

この本をリクエストされました。

 

 

新明解国語辞典 第七版

新明解国語辞典 第七版

 

 「第6版までは持っているのですが、7版を」とのリクエスト。

お代はお支払いしますので、と。

 

このD先生は、会う人ごとに「日本人より日本語がうまい」と言われています。

(私は隣で、何度もこの褒め言葉を聞きました)

類義語の研究者だから言葉の使い方が正確というのもあるのですが、

とても謙虚で勉強熱心な方なんです。

 

D先生と出会う直前、私はこれから出会うとは知らず、

先生の本を買っていました。 

類義語使い分け辞典―日本語類似表現のニュアンスの違いを例証する

類義語使い分け辞典―日本語類似表現のニュアンスの違いを例証する

 

当時(1999年)、中国に赴任する前に教材をたくさん買い込んでいたのです。

「中国人の同僚の先生に類義語の質問をされた時、答えられるように」

と思って買ったのに、良く見たら、赴任先の大学に勤めるD先生の名前が!

 

ずっこけながらも「どんな、すごい先生なんだろう?!」と

日本語教師になったばかりだった私は正直不安もあったのですが、

D先生には、年の差、知識の差?!を超えて本当に良くしていただきました。

中国語の音声学の授業を聴講させていただいたり、

一緒に教科書を作ったり。

 

「日本から辞書、研究書を何十万円分も段ボールに詰めて

買って帰った」という30年前の逸話があるD先生。

今の言葉でいうと「爆買い」なんでしょうか。

 

何かほかにも、いいお土産を探して持って行けたらいいなと

思っています。 

 

その後「日本人より日本語がうまい」外国の方に(国籍問わず)たくさん会いました。

日本語研究者はもちろん皆そうでしょうけれど、日本語専攻の大学院生などは、

(一般的な)日本人より日本語を良く知っているのではないでしょうか。

(私も院生時代に、留学生の先輩に良く日本語論文を添削してもらいました!) 

彼らのような人たちが日本語の研究や教育を支えていってくれているんだなと

尊敬と感謝の気持ちを感じます。