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「ないべきだ」??

 

日本語教師の吉田美登利です。

 

日本人学生対象の「日本語表現法」の授業では、意見文を書いてもらっています。

今回のテーマは「教師が出席すべき入学式はわが子か教え子か」。

 

去年(2014年)、話題になったテーマの新聞記事を資料として使用しました。

記事でも「賛否が拮抗している」とありましたが、学生さんの意見も

賛否が半々と議論が盛り上がり、面白いディスカッションテーマになりました。

 

 

学生さんの作文で

「教師は我が子の入学式を優先しないべきだ」

というのがあり、

 

「しないべきだ」は正しくない表現で、

「するべきではない」と説明しました。

 

でも、上記のよう書く学生さんが沢山いましたので、

「『~しないべきだ』を使っている人いる~?」と聞いたら、

 

28人中、8人が手をあげました。

「違和感を感じる」という人は10人ちょっと。

残り10名弱は手を挙げませんでした(分からなかった?)。

 

最近は「なので」を接続詞として使う学生さんも多いですね。

「~。なので~。」という形です。

これは、書き言葉としてはふさわしくないと言っても、

そうなんですか?と驚かれることが多く、指導を重ねてもなかなか直りません。

 

これに代わる言葉は「そのため」「それゆえ」「それで」など色々ありますが、

色々あるので、文脈に合わせて選ぶのが難しく、

なんだかぴったりこない(と今の若者が感じる)せいかもしれません。

 

私が日本語教師になったのは、22歳の時。

当時のクラスの学生さんは軍隊帰りの韓国人が多く、

他の国の生徒も含め、みんな年上でした。

 

教えていない隣のクラスのフィリピンの学生さんには、

「あなたすごい日本語上手ですね~!」と学生だと思われ褒められていました。

なんだか時の流れを感じるこの頃です…