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「壁ドン」 留学生クラスの読解素材

日本語、日本語の授業

日本語教師の吉田美登利です。


毎回の授業のテーマに何を選ぶか、いつも悩みます。日本語の先生はみんな同じだと思いますが、いつも「何かいいネタないかなぁ〜」と探しています。


基本的には、今の社会について考えられるテーマを選ぶ事が多いです。それと、日本語事情の勉強にもなり、自分も興味を持てるものを…  と考えると、だいたいいつも「政治・経済ネタ」になります。固くて難しいテーマの方が議論が深まるので、(個人的に固い話が好きなので…)、普段はそんなテーマばかりです。


でも、毎回同じような話でも飽きるので、今日は「壁ドン」を扱いました。


「壁ドン」とは以前(70年代)からの漫画やドラマなどに見られる、男性が女性を壁ぎわに追い詰めて「口説く」シーン。


手のひらや肘などで、ドン!と壁をつく行為に最近「壁ドン」という言葉が与えらたことで、広まったと言われます。2014年の流行語に選ばれています。


(と言っても、私、実はここ20年くらい漫画もドラマも見ていないので、実は詳細は良く分かりません…)


でも、どの国の留学生にとっても「漫画やドラマの定番シーンに壁ドンがある」というのは理解しやすかったようです。日本と韓国の作品に多いそうですね〜


「壁ドン」の資料として次のような記事を使いました。


・時代によって、表現が変わってきている。男女関係の変化で、現在の方がソフトな表現で、逆壁ドン(女性から男性)も出てきた。


・実際のところは「壁ドン」で「胸キュン」する女性は少ない。


・イケメンで、かつ好意を持っている相手のみ可?!


・DVの一種だ、などの批判も。



これに対して

・賛否は置いておいて、なぜいま日本で流行っているか?の分析


など面白いコメントも多かったです。


・自分もやった経験がある(男性)。


とか、


・大好きな俳優(男性)がドラマで女優にやってて、超ショックだった。


・中国語でも壁咚(ドン、と読むそうです)と使われる。


などのコメントも!


先日、初級の授業で「壁」という単語を導入した時に「壁ドンの壁ですね?!」と言われて軽いショックを受けました。一部の人とはいえ、初級学習者まで浸透している語は、とても理解しやすい語彙と言えるんでしょうね〜  


多分、今年いっぱいのネタですが、良かったら海外の日本語の授業でも使ってみて下さいね!