留学生クラスでサラリーマン川柳

日本語教師の吉田美登利です。 6月に入りすっかり夏らしくなりました。

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留学生(学部2年生)の授業でサラリーマン川柳を読みました。 

サラリーマン川柳|第一生命保険株式会社

 

短歌と俳句は習ったことがあったようですが、

川柳は初めてだという学生さんがほとんどでした。

 

一位は30代女性の作品

「ゆとりでしょ? そういうあなたは バブルでしょ?」

日本事情の学習にはぴったり!の素晴らしい作品でした。

 

 その他にも映画「君の名は」、ピコ太郎、スマップ、ポケモン

今年の作品(2017年)は留学生にも分かりやすい話題が多かったように思います。

 

読んだ後は、各自3首作って、無記名で発表し、

人気投票をします。実際に自分で作ってみると、

この入賞作品達がどれほど素晴らしいのか、よく分かりました!

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上位3名の景品はこのお菓子でした。

このような小さいながらもイベント感がある授業は楽しいですね。 

 

外国人は洋式トイレが使いやすい、というのは本当か?

日本語教師の吉田美登利です。

 

今日は留学生クラスで、トイレを洋式化させることの是非についての

新聞投書を読みました。

(声 どう思いますか)4月18日付掲載の投稿「和式で良ければお先にどうぞ」:朝日新聞デジタル

 

このクラスは上級クラスということもあり、東アジアの漢字圏の学習者しかいません。全員が「洋式は汚いから、私は使いたくない…」と拒否感を持っているのが印象的でした。 

 

和式、洋式、多機能トイレ、と色々ある日本のトイレ。外国生活では知っていなければならならないことが多い反面、授業で教えてもらう機会も少ないトイレ問題。

 

私も以前に海外で「赤い看板がでているから女性用だ」と勘違い男性用に入った経験がありますし、使い方を間違えて壊してしまったことすらあります(トイレットペーパーを便器に流してはいなかった・・・)。

 

学生さんの「国に帰ったら音姫が懐かしくなるでしょう」というコメントにも

共感してしまいました。

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授業が終わるころには雨も上がり、電車の窓からは、海辺の町らしい

きれいな空が広がっていました。

 

コンピュータ室で作文授業

日本語教師の吉田美登利です。

 

「先生もどうぞゆっくり休んでくださいね!」という留学生の言葉で始まったゴールデンウイーク。日本人学生はあまりしない表現ですが、そんな表現にホッコリさせられることも多いのも、この仕事の良いところです。

 

登山して、

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釣りをして、食べて

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最終日に原稿を書き上げ、

いい休日でした!

 

 

今日は日本人大学一年生クラスで、

オンライン作文交換の授業をしました。

 

今の学生さん、パソコン入力が苦手な人が多く、携帯で作文を入力しても良いですか?と数人から聞かれました。

 

インターネットで何かを検索するというのも慣れていないようでした。ワードの使い方も良く分かっていない学生も多かったです。

 

パソコンを使いこなせることは、大事な力なので本当は高校まででやっておくべきだとは思いますが、これから、ゆっくり慣れていきたいと思います。

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家ではバラが咲き出しました。

バラとバッタ。木香薔薇です。

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去年11月に見つけたバッタが冬越ししてまだ生きています。ツチイナゴという種類のようです。

 

バッタを半年も世話することになるとは思わなかったです…

 

最初の授業は散歩だったという二つの思い出

 

日本語教師の吉田美登利です。

 

今年初めて庭に植えた6鉢のレンゲ草が咲き始めました。

満開を迎えるのが楽しみです。

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レンゲというと思い出があります。

 

私の小学校では、4月の初めての授業は、

校庭の向こうにある近くの田んぼや川べりを

散歩することがよくありました。

 

様々な学年の子供たちが、担任の先生に連れられて

レンゲや菜の花やセリが生えている、まだ水の入っていない

田んぼのあぜ道をあちこち集団で散歩していました。

1コマ、ただただ散歩。

 

新学期だから、やるべき学習項目もないから

散歩しているのかなあとなんとなく思っていました。

きっと、全国の小学生が同じことをしているのだろうと

当たり前のように考えていました。

 

その後、10数年たって、日本語教師を3年経験したあと

同じような体験をまた経験しました。

 

青年海外協力隊トレーニングセンターの中国語の初回の授業も

散歩だったのです。

 

二本松の国立公園内にある、大自然に囲まれ

桜が咲き乱れる訓練所の中を、中国人の先生と中国語を話しながら

(学習歴があったので雑談ぐらいはできました)

あちこち散歩。何を話したか一つだけ覚えているのは

「そのピアスステキね」でした。

これから中国に赴任する私に、お別れのプレゼントとして

(女性の)友人がくれた、という話を興味深そうに

聞いてくださっていました。

 

教室を抜け出して、外での会話。

会話の授業なら教室でもできるはずです。

授業が終わった後で、日本語教師仲間で、

「あの散歩は、クラスの雰囲気づくりや

学生の緊張を解くのにすごいいいね、私たちも

授業に取り入れたいね」という話になったのでした。

 

その時、はじめて、小学校の先生方も

明確な意図をもって、散歩に連れ出してくれていたことに気づいたのでした。

 

桜から水芭蕉へ

今年度も新学期の授業が始まりました。

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満開の桜の樹の下では、

留学生がビデオ電話で

国の家族に春のキャンパスを

生中継していたり、

外国人研究者が家族でお弁当を広げて

お花見をしていたりしました。

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長く咲いていた桜も散り、

今週は水芭蕉が咲いていました。

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日本語の授業  映画「君の名は。」と東日本大震災

 

日本語教師の吉田美登利です。

 

「茶道」や「華道」だけが日本文化じゃなくて、

現在進行形で今人気があるものこそ日本文化だよ!

と恩師に教わって以来、

1学期に最低一つは「今流行っているもの」を取り上げています。

 

今学期は『君の名は。』を取り上げました。

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(小2の娘が描いた絵です)

 

私自身は冬休みをの時間を利用して、やっと映画を見に行けたのですが、

学生さんは2人を除いて、クラスのほとんどの人が見ていました。

 

もちろん、見ていない人にも面白くて、日本語の勉強になるような

ネタはないかと思って使ったのがこれ。

新海監督のインタビュー記事です。

 http://www.huffingtonpost.jp/2016/12/20/makoto-shinkai_n_13739354.html

 

まず、記事を読む前にディスカッションをしました。

 

・異性と入れ替わったら何をしたい?

・前世や運命をを信じる?

・あなたにとっての「かけがえのない日常」とは?

・どうしてタイトルに「。」がある?

・映画を見た人は、どこが良かった?

・多くの外国でも大人気だそうだけど、日本人と自国の人の視点は同じ?

・「中国語のタイトルは『你的名字(あなたの名前)」と疑問文じゃないけど、

 どうして?ほかの言語はどう?

 

面白い意見が沢山出ました。

 

「タイトルの『。』は始めは間違いかと思ったけど、

物語を見てから、ハッピーエンドを意味していると思った」

 

「『君の名は。』が、もし「君の名は?」だったら

中国語も疑問文に訳されていたのでは」

 

というコメントもありました。

 

インタビュー記事の感想は、

 

・「日本人の震災への思いの深さを感じました」

・「今までの新海監督の作品と違ってこの映画がハッピーエンドなのは

 売るためだというような批判も聞いたことがあったけど、

 これを読んで監督の気持ちが良く分かりました。」

・映画を見た人で、このインタビューを読んでいない、特に留学生に

 この記事を見せたいです。きっとこの映画をもう一度好きになります。

 

やっぱり、答えのない問題について話すのは面白いですね。

学生さんの方がいい答えを持っていたりします。