留学生クラスで遠足

日本語教師の吉田美登利です。

3年前から、留学生のクラスで秋に一度、 遠足に出かけています。

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 留学生は授業やバイトで忙しいので

授業90分➕昼休み60分で行ける場所

となると近所だけですが、ちょうど

良いスポットがあります。

野島公園伊藤博文別邸です。

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事前学習として、伊藤博文についてネットで調べてもらいました。

 

膨大な業績があるので、興味を持ったことを10点程度に絞って箇条書きにします。

みなさん自分の国に関わりのある事象を中心に抜き出していました。

 

山道を登り、展望台に向かうと…

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シーパラダイスや富士山が見えました。

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下りの道では、ススキを発見。

お月見の授業でちょうど習ったばかり。

みんな写真撮影していました。

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長く雨が続いた後の晴れ間でした。

それを待ちかねたかのように

保育園、幼稚園、小学校の子ども達が

本当に大勢来ていて、賑やかでした。

 

伊藤博文別邸。

復元された美しい日本家屋で、

なんと無料で入れます。

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金沢八景、という名の由来や
伊藤博文の時代の国際政治、
憲法制定など様々な資料が
ありました。

 

伊藤博文筆の屏風。

 

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中国人の学生さんは
学生時代に暗唱したこともある
有名な詩だそうです。
陶淵明の愛蓮説。

 

帰りはバーミヤンでみんなでランチ。

みんなは、テーブルの上の新聞のサービスが嬉しかった、と言っていました。

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帰った後、宿題として感想文を

書いてもらいました。

これは文章技巧を練習するため

というより、思いを表現しやすい

箇条書きにしました。

 

伊藤博文については、

国の教科書で習ったことのある人も

多かったですが、実際の資料に

触れたことで、さらに理解が深まった

ようです。

 

また、遠足に来ていた子どもたちが可愛い、幸せそう! そして、先生は大変そう…とのコメントが多数ありました。

 

遠足は年に一回ぐらいしか行けませんが、 普段の授業も楽しい時間にしたいものですね。

 

 

小学校の成績表 保護者コメントの書き方(日本人と外国人保護者むけ)

日本語教師の吉田美登利です。

 

この時期、頭を悩ませるのは

子どもの成績表の保護者コメント欄…

 

自分の文章ならそれほど迷いなく書けるタイプですが、

他人のことを書く、それが、わが子とはいえ責任重大な

感じがして、子ども関係の書類を書くことに

ずっと苦手意識を持っていました。

 

書くことが苦手な人(仕事柄、原稿用紙半分も書けない

大学生というのを何人も見てきました)や、

本の学校文化を知らない外国人保護者などは

どれだけ大変なのだろう、と思います。

 

小学生の保護者歴3年目にして、

私なりのシンプルな書き方のスタイルが

出来てきたので、書き方で悩んでいる人の

助けになればとメモしておきます。

 

■ポイント1 1文(で1段落)×4 の構成にする。

スペースは4文ぐらいでいっぱいになります。

あれこれ書こうとすると文字が増えがちなので4文で、

それぞれの文も短く終わらせます。

 

■ポイント2 

    段落構成は

     ①良いところ

     ②改善すべき課題に向けた努力

     ③休み中の過ごし方

     ④次の学期への抱負

にします。それぞれ1文です。

 

■ポイント3 ①と②は基本的には成績表のコメントに

      関連する内容を書きます。

 

①良いところ、ですが、

成績表でほめられたところ、成績が良かったところ、

がんばって取り組んだ活動などについて書きます。

 ・九九の練習は、家でもとてもがんばっていました

 ・一学期は、家庭でも一生懸命なわとびの練習をしていました

 ・おかげさまで理科の実験が楽しかったようで、

  その様子をたくさん話をしてくれていました。 

  ・夏休みも引き続き、熱心に朝顔の観察をしていました。

 ・友達との話し合いの活動を通して

  暮らしている町への理解が深まったようでした。

 

日本語の習慣として、親は自分の子どもを他人に説明するとき

「上手でした」「よく出来ていました」とはあまり言いません。

 

私はかわりに「楽しんでいました」「がんばりました」

「努力していました」「熱心に取り組んでいました」

「興味を持っていました」などを使っています。

 

それから、先生へ「ありがとうございました」と直接的な

お礼は述べず(スペースがないため)

「おかげさまで」を私はよく使っています。

 

②改善すべき課題に向けた努力、ですが、

 できるだけ前向きな内容を(!)書きます。

 

 ・(きょりの計算)が苦手なようだったので、復習しました。

 ・(図書館から借りて、歴史)に関する本を沢山読みました

 ・ (毎日ランニングをして)体力をつけました。

 ・(早寝早起きをするようにして、)健康に気をつけました。

 

私は、苦手なところを復習した、という一番上の

文章をよく使っています。

 

■ポイント3 ③休み中の過ごし方、は

  「生き生きと情景がかぶよう」に書きます。

 

個人的には、他の保護者と似たような文にならないように

気をつけて書いています。

子どもの生き生きとした様子を表現できれば、

人とかぶるようなことはないでしょう。

 

・「宇宙」の成り立ちに、興味を持ち、

  大人向けの本も含め何十冊も読みました。

・ 帰省して、祖父母やいとこたちと楽しく過ごしました。     

  東京との気候の違いや、生き物の違いを肌で感じられたようです。

・ 夏祭りで買い物をしたこと、キャンプでマス釣りをしたこと、

  弘法山に登ったことなど、初めての経験づくしの夏休みでした。

 

 ■ポイント4 次の学期への抱負

 抱負や、まとめの文章で終わります。

 

・2学期もさまざまな行事を通して

 成長してくれるのを楽しみにしています

・これからも、友達と仲良く楽しい学校生活を

 送ってほしいと思っています。

・次の学期は算数検定にも挑戦する予定です。

 

また、簡単に

「2学期もよろしくお願いします。」としても

いいでしょう。

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 ******

夏休みの絵日記と同様に、

休みの後半にならないと内容が決まらないのが

保護者コメントの大変なところ…

今年は2人分で、ちょっと大変な気もしますが、

頑張って早めに終わらせようと思います♪

小学1年生 夏休みの絵日記の書き方

日本語教師の吉田美登利です。

 

2017年8月も後半になりました。

今日は夏休みの絵日記の書き方について

書きたいと思います。

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私は普段、大学で作文やレポートの書き方を

教えていますが、学生さんは口をそろえて

「今までちゃんと作文の書き方を習ったことがない」

と言います。

 

小学生のわが子たちの作文を見ていると、

「大学生と比べて、やっぱり幼いな」と思えるような

点もあると同時に、大学生にも共通する

問題点もあったりします。

 

自分の子どもの言語発達を見て感じたことを、

せっかくですので記録として残したいと思います。

これが、書くのが苦手な他の子ども達にとっても

助けになったら幸いです。

 

ちなみに、小1の娘の宿題の絵日記の用紙は

上3分の2 イラストのスペース、

下3分の1 縦7×横10=70文字 でした。

 

小学校に入学して、3か月の勉強では

「はじめ・なか・おわり」などの段落についてや

作文の書き方について、習っていないようです。

それなのに、さぁ宿題と丸投げって……(苦笑)

 

◆ポイント1 文章には段落をつける

・「はじめ・なか・おわり」の3段落構成が書きやすいのですが、

  縦7マスしかなく、文字数も少ないので、3回改行すると

  スペースが足りなくなります。そこで、改行を2回にして、

  2段落目に「なか」「おわり」の両方を書きます。

 

 1段落 「はじめ」

 2段落 「なか」と「おわり」

 

◆ポイント2 「はじめ」「なか」「おわり」に何を書くか先に決める

 

・「はじめ」には、「どこで」「何をした」という状況説明

 (「いつ」については別欄がありますので省略)

・「なか」には「読む人(先生・友達・家族・未来の自分)」に一番伝えたいこと、

・「おわり」は「内容のまとめ」や「感想」「将来への希望」を書きます。

 

書きながら考えると、字数が足りなくなったり余ったりするので、

書く前にざっと計画を立てておきます。

 

 

◆ポイント3 書くことが思い浮かばない時は、例を示す。

 「おわり」の例には、次のようなものがあります。

思いつかないお子さんには、例を沢山挙げてあげるといいと思います。

 

・こんなに体をたくさん動かしたので気持ちよかったです。

・ずっと行きたかった場所なので、夢がかなって嬉しかったです。

・また時間があったら、いろいろな街へ出かけてみたいです。

 

例をいくつか聞くと、

それを参考に考えやすくなるようです。

 

◆ポイント4 「なか」は生き生きとしたエピソード中心に。

 読む人に伝わりやすくするため、また文字数も少ないので、

インパクトのある生き生きとした内容だけを厳選して書きます。

 

娘は「海にいろいろな生き物がいて面白かった」と書きたかったようでした。

しかし、書く力が未熟なせいで、文章が単純化されてしまっていました。

 

【書きたかったこと】

海藻やクラゲのように見える生物(ウミシダ)がいた。

手のようなところが切れてしまい、痛いのではないかと心配になった。

この生き物は危険生物のように見えた。

もしかしたら毒があるかもしれないと思ったのだけど、

つい触ってしまった。

でも大丈夫だったので、危険生物ではないのだろう。

 

このレベルの文章を書くのはやっぱり無理でしたが(笑)

なるべく伝えたいことが伝わりやすく書けるように

考えを引き出してあげたり、良いアイディアを認めて

あげたりするのが大切だなと感じました。

 

放っておくと

 

ウミシダがいました。

 

だけで終わってしまいがちですよ~!

 

しかも、心の中では情景が思い浮かんでいるので、

本人はそれを全部書いたつもりになっています。

 

ちなみに、これがウミシダです。f:id:yoshidamidori:20170817191257j:image

◆ポイント5 当たり前のことは省略

これは、大学生には見られないけれど、子どもにありがちです。

 

【書きたいこと】海に魚がいました。

 

書きたい気持ちは分かりますが、当たり前すぎますね・・・。

前後に「ウニやヤドカリがいました」とあるので、

当然、魚もいっぱいいるだろうと、多くの読み手は予測できます。

「もっと、読む人に分かりやすく書いてね」というと次にように書き直しました。

 

【書いたこと】海できれいな青いねったい魚 を見つけました。

この魚、シリキルリスズメダイのようです。

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少しは分かりやすく書けたでしょうか。 

 

◆ポイント6 つながりを示す言葉を使う。

 

つながりを示す言葉というのは、

「一つ目は、二つ目は…」

「まず、つぎに、…、さいごに」

などです。

 

私が海に入るなり、ナマコを捕まえたことが印象的だった娘。

「まず、ナマコを見つけました」と書きました。

 

読み手は「まず」が来ると、「次に」何が起こるのかと

予測しながら読みますが、次に何が起こったのか

順序立てて示すことが出来ていませんでした。

これは大学生にもたまに見られる問題点です。

 

こんなときは、

「次に何を見つけたか説明したら分かりやすくなるよ~」

と言ってあげましょう。 

 

これが私が海に入ってすぐに見つけたナマコです。

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こどもたちみんなの視線が釘付け!

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子ども達はみんな「絵日記に書こう!」

と写真を撮っていました。

 

みんな上手に書けたかな?

 

夏休みの宿題 絵日記を書く前にすること

 

日本語教師の吉田美登利です。

 

この時期、過去記事「絵日記の書き方」の閲覧が増えています。

ありがとうございます! 

 

【過去記事です】  

 

【過去記事です】

 

このような具体的な書き方は過去記事を見ていただくことにして、

今日は、絵日記を書く前にしておくべきこと、について書きたいと思います。

 

皆さんは、夏休み中のどんな内容を絵日記にしますか。

私が子供のころは、宿題は早く終わらせたかったので、

7月中にあるイベントを絵日記に書くようにしていました。

 

私みたいな人は珍しいのでしょうか。

わが子たち(小3、小1)は、夏休み中で一番大きな、そして

楽しみにしているイベントを絵日記に書きたいようです。

 (せっかちな私としては、早く書いて終わらせてほしい…)

 

どのイベントを日記に書くか決めたら、

「書く前にしておくこと」3つをします。

 

◆ 書く前にすること①

どのイベントを日記に書くか決めておく

 

結構これは大切なんです。日記に書くと決めたうえで、

そのイベントを経験すれば、この出来事やこの想いを伝えたい!

と意識しやすくなります。

 

◆ 書く前にすること②

事前にそれについてイメージを膨らませたり、

知識を得たりする。

 

パンフレットやインターネットや地図で

その場所について調べたり、

その物事について図鑑や本やで下調べをしておきます。

 

例えば、

・海に行くなら、前もって「海の生き物図鑑」などを読んでおく。

・古都に行くなら、路線図や地形図をみたり、歴史漫画を読んでおく。

・遊戯施設や観光地に行くなら、そこのホームページを見ておく。

 

簡単に言えば予習するということですが、

そうしておくと、体験するときに、理解がさらに

深まりますし、その体験についてより心が動くと思いますよ。

(夏休みのイベント全ての予習は難しいですが、

絵日記に書きたい物事については、調べたり考えたり

しておくといいと思います)

 

◆記録を取っておく

写真やパンフレット、チケットなどを取っておく

 

今の子どもは絵をかくときに、写真を参考にしたがりますね…

書きたいものの写真(例:動物園の動物)と共に、

風景を自分で撮影させるといいと思います。

もちろん、ご家族の方が撮影した子どもの楽しそうな様子の写真も

出来事を思い出して日記に記すのに、とても良い助けになると思います。

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これは、小1次女が書いた海の絵日記の一部。

何だか分かりますか。

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なんとイソギンチャクに人差し指を突っ込んでいるところ!?

 

絵の巧拙はともかくとして、

このような印象的な体験こそ日記の読み手に伝えたいことになるのでしょう。

 

7歳の誕生日ケーキ

昨日は次女の誕生日でした。

 

フィリピンパイナップルをサンドして、

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 子ども達がデコレーションして

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キャンドルをのせました。

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キャンドルにはメッセージとイラストを描く予定でしたが、論文締め切りと誕生日が重なり、シンプルキャンドル。

 

これはこれでステキかな。

 

 

 

 

バースデイキャンドル作り

土曜日のアカデミックジャパニーズ研究会がおわりホッとした日曜日。

キャンドルの先生もしているワーママのお友達がうちに遊びに来てくれて、キャンドル作りを教えてくれました。

 

キャンドルは次女の誕生日ケーキ用。キャンドルの色は娘の希望を聞いて微調整し、綺麗な海のような色になりました。

 

余ったキャンドルを家に沢山あった貝殻に流し入れ、ミニキャンドルも完成!ちょうど海みたいな色で夏らしいキャンドルになりました。

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ケーキにのせるために作ったハートのキャンドルの方は、もう少し作業が残っています。

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本番に間に合うように、

失敗しないように頑張ります!

 

ご興味のある方へ、

以前のキャンドル関連記事です。 

 http://yoshidamidori.hatenablog.com/entry/2015/05/12/094044

 

 

 

小学生の漢字 楽ちん家庭学習の方法

日本語教師の吉田美登利です。

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長女が小学校3年生になり、噂には聞いていましたが

漢字学習が一気に難しくなってきました。

覚えるべき熟語が増えることで難しくなるようです。

(私は中国語の学習経験があります。基本的には中国語は1漢字に1音。

日本語と比べ、音から字形の記憶を引き出すことが非常に容易に感じられます。)

 

親もらくちん、子もらくちんの家庭学習の方法、

それは「記憶してから、ディクテーション」です!

 

方法は、

①漢字のテキスト1ページぐらい(10問)ぐらいの漢字を

 時間を区切って覚えてもらう。2,3分

 →だいたい、その時間がたつ前に、どの子も「もう覚えた!」といいます。

 

②1字ずつ、親が読み上げ、子どもは書き取り

 (わからない場合は、テキストを見せ、写し書きさせる)

 

③最後までかけたら、全部に送り仮名を振らせる

④これを数回繰り返す。(1回は15分以内にする) 

 記憶の定着には寝る前が効果的だそうです。

 ふつうは、数日に分けて繰り返しますが、テスト前なら一日2回朝晩とか、

 夕方と寝る前など時間を空けてやります。

 

この利点は

その場で覚えさせられる。

 →記憶力に自信がない子に、分からない漢字を無理に思い出させるなど

  苦手意識を助長することをしない。

 

■書き順をチェックできる

 

■繰り返したり、間違った箇所を集中して学習しやすい

 この方法は、間違えたところを、何度もやり直せます。

 今まで塾講師や家庭教師として、母語話者・外国の子どもを教えてきましたが、

 「私って記憶力がなくて覚えられない、分からない」

 と自己否定の気持ちを持ちながら、勉強している子が多い気がします。

 「忘れても、また覚えればいいんだよ」「記憶って一回では定着しないんだよ」

 と当たり前のことを伝えてあげるだけで前向きの気持ちになれますよ!

 

 ■下準備がいらない

 問題を作ったりする下準備がいらないし、テキストを使わず、

 その辺にある裏紙などを使えるので経済的です。 

 

■子どもが分かりやすい例文を作ってあげられる。

 これは、市販の漢字ドリルにできないことです。

 漢字のテキストは、字数制限や、文脈の制限があり、

(誰が見ても無難な文章しか例文にできない、クリスマスとか宗教的なもの、

 トイレネタなどは、例文にしにくい)

 その子にとってドンピシャな理解を促す文脈に埋め込みにくいのです。

 

■漢字を記憶するために、すべての漢字を「書いて」覚える必要はない。

 小1の時など習い始めはそれも必要でしょう。でも、例えば

「糸、田(小1)」という漢字は書いて勉強する必要があっても

「細(小2)」は目で見て覚えられるのではないでしょうか。

 

空書(空中に書く)、紙に書く、目で覚えるという3つの学習法を

大学生を対象に比較した論文があります。

これによると、どの学習法が有利とはいえないとの結果でした。

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/cogpsy/2004/0/2004_0_118/_pdf

一方で、書くことが効果的だという研究もあります。

http://www.nara-edu.ac.jp/CERT/bulletin2005/b2005-R08.pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep1953/31/4/31_273/_pdf

ここにも書いてありますが、欧米人は目で見て漢字を覚える人が多いようです。

日本語母語話者でも、目から覚えるのが得意なタイプはいるでしょうから、

どの漢字も必ず10文字ずつ繰り返し書く、というようなことを

家庭での個別学習ではする必要がないように思います。

(宿題としては指示とチェックがしやすいです。)

 

 そういえば娘の英語の先生(アメリカ人)はbとdを混乱している娘に

「"bed”」を思い出せばわかるよ、とか

「手でOKを作って、左手がb、右手がdになるよ」と

目から覚える 方法を紹介していたな、と思い出しました。

 

この記憶→紙に書かせるという方法はどの教科にも使える

お手軽で経済的な方法です。

家庭の経済力と子供の学力は正比例の関係があるというのは定説ですが、

なるべく お金をかけず効果的に家庭学習ができたらいいですね。